腹鳴恐怖症で静かな場所に行けなくなっていたけれど

腹鳴恐怖症を克服されたクライアント様の心理カウンセリング体験談を紹介します。
6回のセッションの中で自分を責める癖を手放し、腹鳴恐怖症は解消されました。お腹の調子に振り回されなくなりました。
掲載の許可をいただいています。


30代女性 M.Nさん

腹鳴恐怖症になったきっかけ

高校1年生の数学の授業中に、お腹がポコポコとし始めて、グーッと鳴ってしまいました。1回だけならまだごまかせますが、何回も鳴ってしまいました。
とても恥ずかしくて「もうここに居られない」と思いました。

それがきっかけで腹鳴恐怖症になりました。
その後は試験会場、学校行事、集会など静かな場所に入るだけで手に汗をかいたり、動悸がしたりしていました。恐くて仕方がなかったです。

その結果、学校に行けなくなりました。

電車にも乗れなくなりました。
電車が駅について、ドアが開いたままシーンとしている、その数分が恐くて耐えられないのです。

就職後は会社の飲み会にも行けませんでした。
飲み会の会場が個室だったら必ずシーンと静かになる場面があります。それが恐いのです。

そんな状態が高校1年生のときから約20年間続いていました。

ずっと自分を責めていた

ある日、熊本カウンセリングに行く前の夜に夢を見ました。
夢の中で小学校低学年のときに同級生だった女の子が出てきました。

朝になり、目が覚めて、久しぶりにその女の子のことを思い出しました。

その女の子はクラスの男子から悪口を言われていました。
当時の私は、その子を助けませんでした。何もしませんでした。
「どうして助けなかったのか」と私はずっと自分を責めていたことに気づきました。

その日、カウンセリングの中で、その女の子に関するトラウマを解消するセラピーをしてもらったのですが、それ以来私は自分を責める癖がなくなりました。
自分を責める癖の根っこがそこにあったのかと驚きました。

不登校の子どもが学校に行くようになった

これまで私はことあるごとに「自分が悪い」と考えてきました。
子どもが不登校になったのも「自分の子育てが悪かった」と思っていました。

だから子供に「ごめんね」という感じで接してきました。
けれど今は、「私が悪いからではない、あなたを助けるためにやっている」と思って子どもと向き合っています。
そうすると子どもは私に安心して話すようになったと思います。

また腹鳴恐怖なので、子どもを連れていても、恐くなる場所は避けてきました。そういう姿を子供に見せてきました。

けれど、今は怖さがなくなって堂々と行けています。
それも子どもとの関係に良い影響を与えているかなと思います。

結果として不登校の子どもが学校に行くようになりました。
子どもは一生このまま不登校と思っていましたが。

私が熊本カウンセリングに来る前と後では全然違っています。
腹鳴恐怖症を解消するセラピーをしてから変化が起きました。
私が変わってきたから子供も変わってきたのかなと思います。

まだ他人からどう見られているかを気にする自分がいます。
言いたいことが言えなかったりもします。
けれど、今は細かいことは気にしなくなりました。
「私はこうじゃん」と思えるようになりました。

お腹の調子に振り回されなくなった

今もおなかの調子が悪くなることはあるのですが、それに振り回されることはなくなりました。
外出したら常にトイレの場所を確認していました。それも今はなくなりました。

腹鳴恐怖症で悩んでいる人へアドバイス

私と同じように腹鳴恐怖症で苦しんでいる人には早くカウンセリングを受けてくださいと言ってあげたいです。

実は私はカウンセリングには否定的でした。
私が子供の頃に行っていた心療内科のイメージを思い浮かべていたからです。つっけんどんな医師と少し話をして薬をもらう。そんなイメージでした。正直なところ、カウンセリングはただ話をするだけで、何も良くならないと思っていました。

しかし、熊本カウンセリングでは心理セラピーを初めて受けて、本当に良くなったので他の人にも受けてほしいなと思います。

(30代女性 M.Nさん)

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