パニック障害で車の運転ができなかったけれど

パニック障害で車の運転ができなかったクライエント様のカウンセリング体験談をご紹介します。
心理セラピーのセッションを5回受けられて、パニック障害は解消され、車の運転もできるようになられました。
掲載の許可をいただいています。


30代女性 N.Sさん

5年前の帝王切開の恐怖体験からパニック発作が出始めた

私は5年前に帝王切開をしました。そのときに激しい恐怖を感じました。それ以来パニック発作が出はじめました。

歯医者、美容室、会議、車の運転、タクシーなどが苦手になりました。具合が悪くなってもすぐに自由になれないと感じると強い不安を感じるのです。
車を運転していても必ず逃げ道を探していました。例えば運転していて「今もしも苦しくなったら、あそこを左折しよう」というようにです。

最近では車を運転するのもドキドキするし、どこかへ行くのも息が苦しくなる。そして運転ができなくなりました。

病院に勤めているのでいろいろな患者さんと話をする機会があります。その話を聞くと、自分が健康であることがウソみたいに感じていました。たまたまそれが精神疾患の患者さんだと、自分も同じような気分になっていました。

いつも不安が頭から離れないので、寝れないし、ご飯を食べれない。それが2週間ぐらい続いて、ちょっと良くなったかと思うとまた思い出して元に戻ったりしていました。
考えないほうが良いとわかっていても、考えてしまう。そして考えるれば考えるほど不安になり、どん底に落ちていきました。

当時、薬だけは飲みたくないという気持ちがありました。病院に勤めていて毎日いろんな患者さんを見ているし、私自身も薬の登録販売者になっていて知識があったので、薬に頼りたくなかったのです。一生薬を飲まないといけなくなるのは困るからです。

絶対自分で治してやろうという気持ちはあったのです。
そこで、考える時間をなくそうと思って、運動したり、考え方が明るくなるような本を読んだりしていました。しかし、不安はなくなりませんでした。

車の運転も普通にできるようになった!

そして毎日毎日病気のことばかり考えていると、何のために自分は生きているのだろうと思い始めて、うつ気味になってきました。そこでこれはもうカウンセリングに行くしかないと考え、熊本カウンセリングをネットで検索して見つけました。

他のカウンセリングや治療院のホームページもいくつか見て比べましたが、私は熊本カウンセリングにしようと直感的に決めました。

初めて、熊本カウンセリングに行ったとき、早く今の状況を抜け出したいという気持ちしかなかったので、熊本カウンセリングに対しての不安はありませんでした。誰かにすがりついて、どうにかして抜け出そうという気持ちで一杯でした。

最初にタッピングセラピーをしたときには、これで私の不安が消えるのかなと半信半疑でした。しかし、同じことを2回、3回と繰り返していくと、最初の感情とは全然違うことに気づいて、あれっと思いました。自分でも不思議なくらいでした。すごいなと後から実感しました。

5回のセッションを受けたのですが、最初は思い出すだけでも嫌な気持ちで一杯だったのですが、今は過去のことを思い出してもそこまで感情が湧いてきません。
昔はちょっと思い出しただけで、またそうなったらどうしようという気持ちがどっとでていたのですが、今はその体験で気づいたこともたくさんあったなとか考えています。
車の運転も普通にできるようになりました。

最初の不安のレベルを10とすると、今は2ぐらいまでに下がりました。

今でも以前のようなマイナス思考がときどきふと出てきますが、そうじゃないと考えないようにしたり、プラス思考をするようになりました。今後これがもっと習慣づけばいいなと思います。

これまですぐにクヨクヨしたりしていたけれど、考え方が変わってきたので、これから今まで以上に楽しく生活できればいいなと楽しみです。

自分が成長したのかな

先日の日曜日に、父の日のプレゼントを買いに近くの雑貨屋さんに行きました。その店に行ったのは半年ぶりぐらいでした。
その雑貨屋さんは私の同級生の親御さんがされているのですが、「顔つきが変わったね」と言われたのです。気になって話していると、「昔からあなたのことを知っているけれど、しっかりして落ち着いた感じがする」と言われました。

また一昨日、職場の同僚と一緒に食事に行って話していたら、「考え方が大分変わったね」とも言われたのです。

私は今回の体験で考え方が変わってきたので、それで自分が成長したのかなと思っています。

振り返ると私は今まで何も挫折せずに生きてきました。
親も優しいので甘えて生きてきました。

今回私が病気になって、親にもずいぶん心配してもらったり、援助してもらったりしました。そのとき私はつくづく恵まれているなと実感しました。親や家族に対する感謝の気持ちが湧いてきました。
今回の体験が私の人生にとって何か良い意味があるとすれば、この感謝を知ったことです。

今後は、周りの人が私のように不安になったときには私が今回の体験を活かして助けることができたらなと思います。

パニック障害に苦しんでいる人にアドバイス

私と同じようなパニック障害で苦しんでいる人がいると思います。
その人たちの気持ちはよく分かります。
出口が見えなくて、先が見えない状態。自分はダメだと思ってしまう。光が見えなくて、絶望してしまう。

しかし私は「自分は大丈夫、必ず良くなる」「こんなに苦しんだのだからきっと良くなる」と信じることでなんとか回復してきました。

私と同じような状態の人たちには、「諦めないで」「自分を信じて」とアドバイスしたいです。

(30代女性 N.Sさん)

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