内定の選択や集団生活に悩む20代男性が前世療法で進路を選べた体験談

A社とB社の内定の選択に迷い、集団に溶け込めない悩みも抱えていた20代男性のI.Mさん。「今後の人生を生きていくヒントを得る」ために前世療法を体験します。セッション中に見えてきた長崎の漁師の生涯や、亡き母のようなハイヤーセルフからの言葉を通じ、「経験を広げること」や「他人の話を聴くこと」の大切さに直面。主体的に進路を決定し、自身の人間関係の癖にも気づいた、体験談をご紹介します。
掲載の許可をいただいています。

A社とB社の両方から採用内定をもらっている

就職先の選択で悩んでいる男性

「A社とB社の両方から採用内定をもらっている。どちらに就職すればよいか迷っている」
「集団になかなか溶け込めない」

それがI.Mさんの悩みでした。

そこで今回の前世療法のテーマは「今後の人生を生きていくヒントを得る」と設定しました。

前世は長崎の漁師

漁師が漁をしていると大波が近づいてきた。

前世療法を始めてI.Mさんの心の中に最初に見えてきたのは漁師の若者。海を見て泣いています。
漁師の名前は五郎。それがI.Mさんの前世でした。

時代は1502年。
場所は現在の長崎県佐世保市のあたり。

五郎の祖父は山に入って木の伐採、シイタケ栽培などの仕事をしていました。
母は結核のような病気になって、療養生活が長く続いていました。
年の離れた小さいな妹がいました。

五郎は子供のころから山に入って、父と祖父の仕事を手伝っていました。

20歳の頃に母が病気で亡くなり、深い悲しみを味わいます。

その後、父と祖父の反対を押し切って、漁師になります。
一人で漁を続け、妹を背中に背負って漁をすることもありました。

26歳のときに婚約。
婚約相手の名前は「ゆき」。

人生の幸せが少しずつ近づいていた27歳のとき、大波が打ち寄せてきて船が転覆。
五郎は水死したのでした。

ハイヤーセルフからのメッセージ

光の中に見えるハイヤーセルフ

この前世の自分の死の場面を見て、その後に前世の自分やハイアーセルフ(その人の一生を守ってくれる魂)との会話をして、このときの前世療法は終了しました。

クライアント様から下記のご感想をいただきました。

前世の五郎からは、
「自分は早く死んだから、自分が見ていないものを見て、経験していないものを経験してほしい」
「家族を大事にしながら、自分がやりたいことをやりなさい」
「悔いがないように生きていきなさい」
と言われました。

ハイアーセルフは亡くなった母のように見えました。
ハイアーセルフからは
「死なない限りは自分が好きなことをやりなさい」
「自分のことを大切にしながら、自分の好きなことをやりなさい」
と言われました。

五郎は海の事故で亡くなっているし、母も病気で亡くなっているので、「体を一番大切にしながらやりたいことをやりなさい」と言われました。

また「他人の話を聞きなさい」とも言われました。
これは思い当たることがあります。
五郎も自分も他人の話を聞かないで突っ走るところがありました。
「そこを直したら周りの人が自分に近づいてきてくれる」と言われました。

「家族を大事にして助け合っていきなさい。一緒に頑張っていきなさい」とも言われました。

他人の話を聴くことが大切

部活動の仲間の話を聞いている男性

A社とB社の選択で迷っていましたが、ハイアーセルフから言われたことからすると、いろんな仕事をさせてもらえて経験がより深まる方を選んだほうがいいんじゃないかと思えます。
つまり、B社の方を選んだほうが良いのかなと思います。

ハイアーセルフは「ああしなさい、こうしなさい」と言うのではなくて、あくまで選択権はこちらにあって、その上で助言をしてくるような感じでした。「こうしてみれば?」とヒントを与えられるような感じでしたね。

「自分を大切にする」のような基本的なことを伝えてきて、細かいところまでは言わない感じです。

集団に溶け込めないことについても、「他人の話を聴く」ことが大切だと気付きました。
「自分で判断をしすぎない」「自分の信念を持つことは大事だけれど、周りの人の意見も聞きなさい」と言われた気がします。

中学や高校の部活動の中で集団に溶け込めないときがあったのですが、それは私の「自分で判断しすぎて、他人の話を聴かない」という癖が裏目に出てしまったのかなと思います。

今回の前世療法は予想外の体験になりました。
自分が知りたかったことはちゃんと知れて満足しています。
それ以外のことにも気づくことができて、とても良かったです。

自分が大切にしないといけないことを改めて教えてもらいました。

(20代男性 I.Mさん)

心理カウンセラーからコメント

心理カウンセラー

I.Mさんが2つの会社からの採用内定という人生の大きな節目において、どちらに進むべきかの主体的な決断を下されたこと、そして「集団に溶け込めない」という長年の課題に対して「他人の話を聴く」という決定的な自己洞察を得られたことを大変うれしく思います。

前世療法という潜在意識の領域を通じて、I.Mさんがこれほど深く、かつ現実の生活に即した素晴らしい気づきを得られたプロセスについて、心理療法家の視点から解説します。

前世のストーリーは「心理学的メタファー」

Spanos, N. P., Menary, E., Gabora, N. J., DuBreuil, S. C., & Dewhirst, B. (1991)の研究では、催眠下で見える前世の物語は、「本人がいま直面している心理的ニーズ、葛藤、人生の課題」を解決するために、潜在意識が既存の知識や記憶を総動員して構築した高次元のファンタジー(メタファー)であることが証明されています。

I.Mさんが「早く死んだ五郎の分まで、色々な経験ができるB社を選ぶ」と決意できたのは、彼の無意識が五郎というキャラクターを借りて、いま一番求めている「挑戦と経験」という答えを綺麗に視覚化したからと考えます。

「他人の話を聴かない癖」を客観視することが集団適応を促す

Flavell, J. H. (1979)が提唱した「メタ認知(Metacognition)」とは、自分の認知活動を客観的にモニターし、コントロールする能力です。それはまるで自分の思考パターンやコミュニケーションの癖を上空から客観視するような能力です。
「メタ認知」が、個人の行動変容と社会生活の適応を可能にすることが明らかになっています。

対人関係で悩む人の多くは「周りが悪い」と考えがちですが、I.Mさんは前世療法を通じて「自分の他人の話を聴かない癖」という思考のバグを客観的に認識(認知的モニタリング)することに成功しました。
原因が自分側にあると正しくメタ認知できたため、「これからは他人の話を聴こう」という具体的な行動修正が可能になり、集団への不適応を根本から解決するステップへと進むことができたと考えます。

参考・出典URL

Spanos, N. P., Menary, E., Gabora, N. J., DuBreuil, S. C., & Dewhirst, B. (1991). Secondary personality development during hypnotically induced past-life regression. Journal of Personality and Social Psychology, 61(2), 308–320.
https://psycnet.apa.org/record/1991-32308-001

Flavell, J. H. (1979). Metacognition and cognitive monitoring: A new area of cognitive-developmental inquiry. American Psychologist, 34(10), 906–911.
https://psycnet.apa.org/record/1980-09388-001

この記事を書いた人

心理カウンセラー 田中耕一郎
公認心理師。2007年に心理カウンセラー・心理セラピストとして独立し、熊本市に「熊本カウンセリング」を開設しました。以来17年以上にわたり、心理カウンセリングの実践に携わり、これまでに7,000件を超える相談実績を積み重ねてきました。2019年には拠点を熊本県八代郡氷川町に移し、地域に根ざした活動を展開しています。

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