離婚して子供3人いた自分を責めて不眠になっていたけれど…!

離婚後に自分を責める気持ちに苦しんで不眠になっていたM.Yさんの心理カウンセリング体験談を紹介します。翌日は仕事があるから早く寝ないといけないと焦りながらも、眠れなくて長い時間布団の中で苦しんでいました。3回の心理療法をうけることで、自分を責める気持ちは軽くなり、眠れるようになりました。

離婚して、会えなくなった子供を思い出して自分を責めていた

離婚して、会えなくなった子供を思い出して自分を責めていた

以前に離婚しました。3人の子どもがいたのですが、3人とも前の夫に引き取られました。その後、独りになって他人の子どもを見ると「自分は子どもを置き去りにしてきた悪い母親だ」というような自分を責める気持ちが心をよぎるようになりました。

とくに、寝るときに布団に入って目をつぶると必ず子どもたちのことを思い出して、自分を責めていました。そうすると眠れなくなって、かなり長い時間を布団の中で苦しむのです。自分を責める気持ちと明日仕事だから早く寝ないといけないというようないろいろな気持ちが混ぜ混ぜになって心に広がるのです。

自分を責める思いが軽くなった

離婚して3人の子供と離れて会えなくなったが、10年後に再会できた。

その後、再婚したのですが、再婚するとますます自分を責める気持ちは強くなりました。「子どもたちを置き去りにしたお母さんだけが新しくいい環境に入ってしまってごめんね」というような気持ちが湧いてくるのです。

そのようなとき、友達から熊本カウンセリングを紹介されて、面接の心理カウンセリングを申込みました。田中先生は話しやすいし、真剣に聞いてくださったので、他人には言わないようなことまで正直に話しました。その後、「まずは心理セラピーで自分を責める気持ちを抑えましょう」と言われて心理セラピーを受けました。心理セラピーを受けながら、「こんなので効くのかなあ」と不安でした。

しかし、終わってみるとびっくりしました。確かに効果があるのです。私には、自分を責める気持ちを起こさせるある決まった記憶シーンがあったのですが、それがうっすらと霧がかかったようになってはっきりと思い出せないのです。そして、自分を責める思いが軽くなったのです。心理セラピーの前を10とすると2ぐらいになったのです。

そして、急に「会えなくなった子どもたちには前の夫がいるし、前の夫のご両親もいらっしゃる。必ず立派に育ってくれる。」「子どもたちは大人になったら必ず会いに来てくれる」という強い気持ちがしてきたのです。

そしてその日の夜から、すぐに眠れるようになったのです。何の思い出も感情も出てこないうちに眠りに入れるのです。今でもこの状態が続いています。すごく嬉しいし、凄いなあと思います。

熊本カウンセリングは友達にも薦めたいです。田中先生は何でもいえる雰囲気です。病院ではないし、部屋の中も病院ぽくないところがいいです。また、心理セラピーも心配要りません。安心できます。

(40代女性 M.Y.さん)

心理カウンセラーからコメント

s-tanaka

離婚という出来事は、人生の中でも極めて大きな喪失体験であり、その影響は心理的、社会的、身体的にさえ広がることがあります。とくに、お子さんを離婚したパートナーに託す決断をされた場合、その後の「親としての自責の念」は、本人の内面に深く長く残ることが少なくありません。今回ご紹介したM.Y.さんの体験は、まさにその象徴です。しかし、このような心の痛みは、適切なケアを受けることで和らげることが可能であるという希望もまた、この体験談から伝わってきます。

離婚後の自責の念は、「置いてきてしまった」「守ってあげられなかった」という深い愛情の裏返しです。これは決して「悪い母親だった」ことの証明ではなく、「母親として子どもを思う気持ちが強すぎるがゆえに、自分に厳しくなってしまった」という心の動きです。自責の念は、実は愛情の深さの証です。そしてその愛情は、たとえ今は距離があっても、子どもたちの心にもいつかきっと届く力をもっています。

M.Y.さんが語ってくださったように、離婚後の生活に再婚という新たな環境が加わることで、「自分だけが幸せになってしまった」という罪悪感が強くなることもあります。この感情は、心理学でいう「サバイバーズ・ギルト(生き残りの罪悪感)」にも似ており、自分が再スタートを切ることが、なぜか許されていないような錯覚に襲われるのです。しかし、人生の再構築は誰にとっても必要な過程です。新しい幸せを拒んでも、過去の後悔が軽くなるわけではありません。むしろ、自分を大切にし直し、心の安定を取り戻すことこそが、子どもたちと再び向き合える日を迎えるために必要な「土台作り」になるのです。

M.Y.さんが心理セラピーを通して「自分を責める気持ちが10から2になった」と語ってくださったのは、非常に意義深い回復のサインです。心理セラピーでは、過去のつらい記憶に意識的に向き合い、それを再体験しながらイメージを変換させることで、感情の固定化を解きほぐしていきます。M.Y.さんの場合、「子どもを手放したあの日」の記憶に執着していた心が、セラピーによって柔らかく解凍され、「思い出してもつらくない」状態へと変化していったのです。

とくに、夜に眠れない、という悩みを抱える方は多くいらっしゃいますが、それは単なる睡眠障害ではなく、「心が安まらない」ことの象徴です。人は布団の中でふと静かになると、日中は抑えていた感情があふれてくるものです。M.Y.さんが「感情が出てこないまま眠れるようになった」と語っているのは、心の整理が進み、「脳が安心した」状態を取り戻したということです。これは心理療法の力が、日常生活にどれほど深く影響するかを物語っています。

今、同じように離婚後の後悔や罪悪感で夜眠れずに苦しんでいる方がいらっしゃるなら、どうか声を大にしてお伝えしたいことがあります。

あなたは「悪い親」ではありません。
あなたの愛情は、子どもを手放したその瞬間から、ずっと生き続けているのです。
そして、その愛情は、これからも形を変えながら子どもたちを見守る力になります。

過去の選択を否定することではなく、「そのときの自分なりの最善」を認めてあげることから、心の回復は始まります。心理カウンセリングや心理セラピーは、そのお手伝いができる専門的な場所です。もし心が「もう限界」と感じたら、ひとりで抱え込まず、勇気を出して一歩踏み出してください。

M.Y.さんがそうだったように、心の霧は必ず晴れ、夜は再び安らぎの時間へと戻ってきます。あなたの未来もまた、再出発できるのです。

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