孤独感と八方美人になる理由を前世療法で知る

「人に心を開けない」「孤独感が突然押し寄せる」「八方美人で敵はいないのに深い関係が作れない」——そんな悩みは、実は前世の経験と結びついているかもしれません。今回の前世療法でS.Nさんは、戦場で仲間を失った悲しみと後悔を抱え続けた兵士ガイナスの人生を見ました。本音を隠してしまう癖の根源を理解し、素直に発信する重要さに気づいた体験談です。
掲載の許可をいただいています。

浅い関係ばかりで孤独を感じる

「他人に心を開くことができない」
「職場では『八方美人』で敵はいないけれど、浅い関係ばかりでときどき孤独を感じる」
「妻に『あなたは自分の心の中を私に見せてくれないから寂しい』と言われてしまう」

それがR.Nさんの悩みでした。
そこで今回の前世療法のテーマは「他人に心を開くことができない理由を知る」と設定しました。

前世はオランダの兵士ガイナス

前世療法を始めてR.Nさんの心の中で最初に見えてきたのは、腰には鎧の垂(たれ)、上半身は鎧を脱いで深緑色のシャツだけの兵士。
石畳の街の中で、悲しみと孤独を感じています。
兵士の名前はガイナス。それがR.Nさんの前世でした。

場所はオランダ。
戦争があり、ガイナスの所属する軍隊は敗走してこの街に流れて来ています。
ガイナスは多くの仲間が死んだことに茫然としています。

とくにガイナスが心を傷めているのは、戦場で彼の背後をかばって敵兵の槍に突かれて死んだ後輩のことです。
そのとき振り返ってすぐに敵兵は倒したものの、その後輩は自分の身代わりになって死んでしまいました。

「背後を不注意にしていた」
後悔の念がガイナスの心に広がっています。

この後悔と仲間たちを亡くした悲しみをガイナスは一生持ち続けることになります。
その後軍隊を退役したガイナスは革を加工して鞄を作る職人になりました。

結婚して娘が生まれます。
家族団らんが最高の幸せ。

そして72歳のときに寿命を迎えます。
穏やかで幸せな人生でしたが、戦争体験を境にしてどこか悲しみを抱えて口数が少なくなった性格は死ぬまで続きました。

この前世の自分の死の場面を見て、その後に前世の自分やハイアーセルフ(その人の一生を守ってくれる魂)との会話をして、このときの前世療法は終了しました。

ハイヤーセルフからのメッセージ

クライアント様から下記のご感想をいただきました。

前世のイメージはぼんやりと見えていました。
鮮明ではなかったですね。
モザイクがかかった感じです。

「心をどのように開けばよいのか」
「他人とどのように接していったらよいのか」
とハイアーセルフに尋ねました。

「迷わずに、素直に話しかけていったらどうだ?」
「思っていることを素直に、そのままぶつかっていけばいい」
と答えてくれました。

まだちょっと壁はあるのですが、頑張っていきたいなと思います。
こちらから発信できていけたらいいなと思います。

(30代男性 S.Nさん)

この記事を書いた人

心理カウンセラー 田中耕一郎
公認心理師。2007年に心理カウンセラー・心理セラピストとして独立し、熊本市に「熊本カウンセリング」を開設しました。以来17年以上にわたり、心理カウンセリングの実践に携わり、これまでに7,000件を超える相談実績を積み重ねてきました。2019年には拠点を熊本県八代郡氷川町に移し、地域に根ざした活動を展開しています。

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潜在意識に保管されている前世の記憶にアクセスすることで、今世の目的や現在の環境や人間関係の意味を知ることができます。

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