ヤクルト村上選手に学ぶスランプから抜け出すコツ

ヤクルト・村上選手が復調してきた!
村神様ことヤクルト・村上宗隆選手が復調してきています。
先月(7月)の記録
●本塁打 7本
●打率 3割1分2厘
●打点 54
前半戦最後の5試合の記録
●本塁打 4本
●打率 3割9分1厘
●打点 10
不調の原因と復調の経緯
FNNプライムオンラインの村上選手へのインタビューによると、村上選手はWBCで大谷翔平選手、吉田正尚選手、ダルビッシュ有選手らのトレーニングを目にしたそうです。彼らに学んで、今シーズン直前から新しいトレーニングを取り入れたところ、残念ながらそれが裏目に出て不調につながったようです。
そこで5月の半ばから元のトレーニング法に戻し始めると復調してきたようです。
不調の原因と復調の経緯が、ある心理療法が教えることと一致している
私は心理カウンセラー、心理セラピストとして仕事をしていますが、村上選手の不調の原因と復調の経緯が、ある心理療法が教えることと一致していると思います。
その心理療法とは、「ソリューション・フォーカスト・アプローチ(Solution Focused Approach)」です。
ソリューション・フォーカスト・アプローチは、頭文字をとって「SFA」とも呼ばれ、日本語では「解決志向アプローチ」などと訳されています。短期間で問題を解決へと導く心理療法で、私もよく使っています。
SFAはこう教えています。
それは「もしうまくいっているのなら、変えようとするな」です。
人が何かを学ぶことは良いことなのですが、学びを取り入れてこれまでうまくいっていた部分まで変えてしまって調子が悪くなることがあります。
村上選手もそうだったのかもしれません。
昨シーズンは三冠王で絶好調。それを支えたトレーニング法を今シーズンから変えてしまって不調になりましたが、元に戻すと復調してきました。
カウンセリングでも似たことが起きる
カウンセリングでもクライアント様から似たようなお話をよくお聞きします。
「調子が良かった頃は一人でカラオケによく行っていたけれど、今は行かなくなった」
「調子が良かった頃は仲のいい友達と食事によく行っていたけれど、今は行かなくなった」
…などです。
そんなお話をお聴きしたときは、調子が良かった頃の生活習慣を再開することを宿題にして取り組んでいただきます。そうすると、少しずつ調子が良くなる人が多いです。村上選手と同じだなと思います。
「過去にうまくできたことがない」ときはどうすればよいか?
「過去にうまくできたことがない」ということもあると思います。
そういう場合はSFAはこう教えています。
「もしうまくいっていないのであれば、これまでとは違うことをせよ」
これまでうまくいったことが1つもないなら、何でもいいからこれまでのやり方とは違うことをしなさい、ということです。
そうやってあれこれ試していると、少しでも良い効果が感じられるものがでてきます。
それがでてきたらSFAはさらにこう教えています。
「もし一度やってうまくいったなら、それを繰り返せ」
それをすることで効果がある理由が分からないかもしれませんが、それでも繰り返してください。繰り返しているうちにその理由が分かって、もっと良いやり方に気づけるかもしれません。
SFAが教えてくれることを整理するとこうなります。
「もしうまくいっているのなら、変えようとするな」
「もしうまくいっていないのであれば、これまでとは違うことをせよ」
「もし一度やってうまくいったなら、それを繰り返せ」
これらは問題に直面して解決法が分からないときに、とても役に立つ指針となります。
ぜひ、あなたの問題解決に試してみてください!
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